再生可能エネルギーとはどんなエネルギーですか?
メリット、デメリットを教えてください。
再生可能エネルギーは自然界にある様々なエネルギー源です。
メリットは、再生可能エネルギーを利用すれば永久的に発電が可能であること、二酸化炭素を排出しないことがあげられます。しかし、発電コストは割高で課題となっています。
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再生可能エネルギーとは(特徴)
日本で発電される電気の7割以上は、原油や石炭、天然ガス(LNG)を燃料とする火力発電によって産み出されています。
しかし、化石燃料と呼ばれる原油や石炭、天然ガスは、いつか枯渇して無くなることが想定されています。
そんななか、注目されているのが再生可能エネルギーです。
再生可能エネルギーは、太陽光や風力、地熱など自然界にあるものを利用して産み出されるエネルギーです。
再生可能エネルギーが化石燃料と大きく違う点は、枯渇することなく永久的に利用できることです。
そして再生可能エネルギーは、地球温暖化の原因といわれる二酸化炭素も排出しません。
エネルギー資源の少ない日本で、原発問題や地球温暖化への貢献にも期待できる再生可能エネルギーについて解説します。
再生可能エネルギーの種類
再生可能エネルギーには、いくつかの種類があります。
主な再生可能エネルギー
・太陽光
・風力
・水力
・地熱
・太陽熱
・大気中の熱、その他の自然界に存在する熱
・バイオマス(木質系、一般廃棄物等)
再生可能エネルギーは自然界にあるエネルギーばかりです。
これらの再生可能エネルギーを利用した発電が増えれば、燃料の枯渇を心配することなく資源の少ない日本でも持続的に発電が出来ます。
再生可能エネルギーのメリットとデメリット
全ての必要な電力のうち再生可能エネルギーが占める割合は、20%足らずです。
再生可能エネルギーが広く利用されるには、課題も多いのが現状です。
それぞれの再生可能エネルギーによる発電には、メリットとデメリットがあります。
- 主な再生可能エネルギー発電のメリットとデメリット
特徴 | メリット/デメリット | |
太陽光発電 | ・太陽さえあれば発電できる。 ・屋根や壁など、場所を選ばすどこにでも設置できる。 | ・遠隔地や緊急用の電力としても 広く利用されている。 ・雨や日照時間が短いと発電量が 減る |
風力発電 | ・沿岸や山間部の風況の良い場所で活用されている。 ・洋上発電所の導入も進行中。 | ・エネルギー変換効率が高い ・発電施設による騒音、健康被害 |
中小規模水力発電 | ・水の豊富な日本では歴史も長い ・安定的に多くの発電が可能 | ・水力発電の技術の蓄積がある ・生態系など環境への影響 |
地熱発電 | ・火山の多い日本で、地下の地熱は持続的に利用できる | ・24時間安定的に発電できる ・初期コストがかかる |
バイオマス発電 | ・動植物を利用した資源(稲わら、林地残材、家畜糞尿等)で発電 | ・廃棄物を再利用できる。 ・資源があちこちに分散しているので集めるコストがかかる |
次に、日本のエネルギー問題の未来をみすえた、再生可能エネルギーのメリットとデメリット(課題)をみてみましょう。
メリット
エネルギー資源の少ない日本で、再生可能エネルギーによる発電が増えれば
海外から輸入している化石燃料に頼らず、日本国内で電力を産み出すことができます。
また、二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーの利用で環境保全や温暖化問題への貢献は
再生可能エネルギーの大きなメリットといえます。
デメリット
再生可能エネルギーへの期待が高まっているにもかかわらず、その発電量は、いまだ限られています。
普及が遅れている原因の一つに発電コストがあります。
数年前に比べると少しづつ下がっていますが、広く普及するためには、発電コストを下げることが必要です。
コストの問題を支援するため、国による再生可能エネルギーによる電力を固定価格で買取る「固定価格買取制度(FIT)」の取り組みも行われています。
まとめ
再生可能エネルギーにもいろいろな種類があり、メリット、デメリットがあります。
化石燃料の枯渇、地球温暖化の問題が深刻になっているなかで再生可能エネルギーの活用への期待は、今後も益々大きくなっていくでしょう。
再生可能エネルギーを知ることは、これからのエネルギー問題を考えるだけでなく、毎日の電気の使い方を考える、きっかけにもなりますね。
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