オール電化住宅に住んでいますが、新電力に切り替えると電気料金は安くなりますか?
オール電化のしくみを知って、自分の生活スタイルにあった新電力に切り替えれば電気料金が安くなります。
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目次
オール電化とは
調理器具や給湯器、エアコンなど、住宅内の全ての設備を電気でまかなう住宅をオール電化(住宅)といいます。
電気給湯器のエコキュートや調理器具のIHクッキングヒーターがご自宅にあればオール電化の住宅になります。
オール電化は、火を使わず安全なのでお年寄りのいる家庭でも選ばれています。
オール電化の特徴
オール電化の特徴は下記の通りです。
- 夜間、週末の電気料金が安い
- 昼間の電気料金が高い
まず、夜間、週末の電気料金が安く設定されている理由は、夜間に給湯器でお湯を沸かしたり、電気を蓄電池に貯めたり、蓄熱暖房機の熱を温めているからです。
つまり、昼間に使う電気を夜間に蓄えているということですね。
そのため、オール電化向け料金プランは、夜間や週末の電気料金が安く、昼間の電気料金が割高に設定されています。
オール電化を新電力に切り替えるときの注意点
オール電化を新電力に切り替える際の注意点か下記の通りです。
- 夜間の電気料金が高くなる可能性がある
- 夜間の電気料金が安くなる新電力は少ない
- 料金プランを慎重に選ぶ必要がある
一般的に、従来の地域電力や新電力の料金設定は、24時間どの時間帯に電気を使っても同じ料金です。
オール電化は、夜間により多くの電力を使うので、24時間同じ電力料金になると夜間の電気代がかなり高くなってしまいます。
また、地域の大手電力会社や新電力会社は、従量電灯タイプの電力料金プランは豊富にとり揃えていますが、オール電化にあった夜間の電力料金が安いプランやサービスは、一般タイプに比べると数は限られています。
ですが、新電力によるオール電化向けプランを上手に選べば、電力料金の節約だけでなくお得なサービスもゲットできます。自分の生活スタイルにあった新電力会社を選びましょう。
オール電化向けの新電力プラン
オール電化向けプランを提供している新電力をご紹介します。
自分の生活スタイルにあわせて、是非検討してみてください。
オール電化向け新電力①:シンエナジー
シンエナジーは、環境に負荷が少ない再生可能エネルギーを創る事業を全国的に展開している会社です。
シンエナジーの特徴は以下の通りです。
- 初期費用・解約手数料が0円
- プランが豊富
- 市場連動型ではなく、電気料金の高騰がない
特に、プランによっては時間ごとに電気料金を安くすることができるプランがあります。
自分のライフスタイルなどによってプランを決めることができるので、お得に電気を利用できると人気の電力会社です。
【シンエナジーと東京電力の料金比較】
※シンエナジーの「プランC」と東京電力の従量電灯Cを比較しています。
☆基本料金
契約容量 | シンエナジー「プランC」 | 東京電力「従量電灯C」 |
1kVAあたり | 281.66円 | 286.00円 |
☆電力量料金(従量料金)
使用電力量 | シンエナジー「プランC」 | 東京電力「従量電灯C」 |
最初の120kWhまで | 19.78円 | 19.88円 |
120kWh超え~300kWh | 20.57円 | 26.48円 |
300kWh超え | 22.90円 | 30.57円 |
基本料金・電力量料金ともにシンエナジーが安いことがわかります。
特に、120kWh以上の電力量料金が格段に安く設定されているため、電気を使えば使うほどお得になります。
シンエナジーについてもっと知りたい!と思った方は、こちらの記事から口コミや評判をチェックできますよ。
シンエナジー(電気)を利用している人の口コミや評判は?料金プランも一緒に確認しよう
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オール電化向け新電力②:エルピオでんき
エルピオでんきは株式会社エルピオ(LPIO)が販売している電気のことです。
北海道と沖縄以外の全国にお住まいのご家庭に電気を届けています。
なんといっても電気料金の安さが特徴で、新電力の中でもトップクラスです。
エルピオでんきは大々的な広告を打たず、特典やサービスを最低限におさえることで電気料金の値下げを実現しました。
露出はあまり高くないので、エルピオでんきを見つけたあなたはラッキーと言えるでしょう。
2020年11月からは「都市ガス」のサービスを開始し、ガスとでんきをセットで契約するセット割が登場しました。
【エルピオでんきと東京電力の料金比較】
※エルピオでんきの「深夜お得プラン」と東京電力「従量電灯C」を比較しています。
☆基本料金
契約容量 | エルピオ「深夜お得プラン」 | 東京電力「従量電灯C」 |
1kVAあたり | 268.84円 | 286.00円 |
☆電力量料金(従量料金)
使用電力量 | エルピオ「深夜お得プラン」 | 東京電力「従量電灯C」 |
最初の120kWhまで | 6:00~23:00→28円 23:00~翌6:00→20.87円 | 19.88円 |
120kWh超え~300kWh | 26.48円 | |
300kWh超え | 30.57円 |
エルピオでんきの特徴は、23:00~翌6:00までの深夜帯における電気料金が格段に安いことです。
オール電化住宅の場合、月の使用電力量が400kWhを超えることも少なくないため、とてもお得と言えます。
しかし、うっかり日中の時間帯に電気を利用すると1kWhあたり8円高くなるため、注意が必要でしょう。
エルピオでんきの口コミや評判について詳しく知りたい方はこちらから
エルピオ電気の評判や口コミをチェック!切り替えた人が語るメリット・デメリット
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オール電化向け新電力③:Looopでんき
Looopでんきは、2011年3月の東日本大震災を機に設立された新電力会社です。
被災地へ太陽光発電を設置するボランティア活動を通じて、現在も自然エネルギーの復旧に挑戦し続けている会社です。
Looopでんきの1番の特徴は「基本料金が0円」という斬新な料金設定です。
また、他社よりも料金プランがシンプルですので、とてもわかりやすい料金設定となっています。
地域の電力会社よりも電気料金が安く、実際にループ電気に乗り換えた方からは「電気料金が安くなった!」と評判の良い新電力です。
Looopでんきは離島以外の全国の地域で使うことができます。
「電気がつかない」「停電した」などの緊急時には、「24時間365日」駆けつけサービスがあるので安心して利用することができます。
【Looop(ループ)でんきの料金プラン】
☆Looopでんきの基本料金は0円です。
☆電力量料金(従量料金)
タイム名 | 季節 | 時間帯 | 従量料金 |
スマートタイム | 春・秋の昼間 | 10:00~16:00 | 17.5円 |
ピークタイム | 夏・冬の平日昼間 | 8:00~18:00 | 37.5円 |
リビングタイム | 春・秋の朝夕 | 6:00~10:00 16:00~22:00 | 27.5円 |
夏・冬の平日朝夕 | 6:00~8:00 18:00~22:00 | ||
夏・冬の休日昼間 | 6:00~22:00 | ||
ナイトタイム | 通年夜間 | 22:00~翌6:00 | 20.5円 |
Looopでんきを利用する場合は、夜間と春・秋の昼間がお得です。
一般のオール電化プランと異なり、昼間でも電気料金が安くなる時間帯があります。
さらに基本料金が無料なので、電気の使い方さえ間違わなければ、かなりお得になるでしょう。
Looopでんきの評判や口コミを知りたい方はこちらから
【Looop(ループ)でんきの評判は?】口コミ・メリット・デメリットを調査しました
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まとめ
オール電化住宅向けの新電力を3社ご紹介しましたが、いかがでしたでしょう。
何となくといった理由で東京電力と契約している方は、新電力に乗り換えることでお得になることがお分かり頂けたと思います。
電気は私たちの生活に欠かせないものです。
しっかりと電力会社を見定めましょう。
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